「お尻を父親の革ベルトで叩かれていた」元エホバの証人3世が証言
井上キャスター:
宗教法人格を与えてしまうとチェックが全くされなくなる。こういったことは氷山の一角かもしれません。2022年11月の「旧統一教会問題に関するヒアリング」でこんな証言がありました。

元エホバの証人3世の夏野ななさん(仮名)の「ムチについて」の証言です。夏野さんは、両親、父方の祖父母、母方の祖母、おばがエホバの証人信者だそうです。幼少期に下着をとったお尻を父親の革ベルトで叩かれていたということです。この時、夏野さんの記憶に残っていたのは、信者間で何を使えば子どもに効率的にダメージを与えられるか日常的に話し合っていたということです。

これも教義に沿った行動ということで、エホバの証人のホームページによりますと「むちを控える人は子供を憎んでいる。子供を愛する人は懲らしめを怠らない」という、愛情の裏返しがこの虐待であるんだ、愛情がある証拠なんだという意味合いの教義がありますので、その教義を信じ込んでいる信者が自分の子どもたちにどんどん暴行を加えることがあるということです。

そこで立ち上がったのがエホバの証人問題支援弁護団です。2月27日にホームページが開設されました。今まで明るみに出ていなかった部分もどんどん広げていきたいということで関わりを持つ人からの提案、質問、相談など幅広く対応しているということですので、何か情報がある方はぜひこのホームページにアクセスしてみてください。