岸田政権が掲げる「子ども関連予算の倍増」ですが、何を、いつまでに倍増するのか?いまだに明らかになっていません。取材で苦悩する政権の姿が見えてきました。
立憲民主党 長妻昭政調会長
「これ、詐欺に近いような発想なんですよね」
きょうの衆議院予算委員会。野党議員が厳しく批判したのは、この人の発言でした。
木原誠二官房副長官(先週BS番組で)
「子ども予算というのは、子どもが増えればそれに応じて予算は増えていく。出生率が上がってくれば倍増が実現される」
“子どもの数が増えた結果として倍増が実現する”
岸田総理の“最側近”である木原官房副長官は先週のBS番組でこのように発言していました。
立憲民主党 長妻昭政調会長
「総理、こういう根拠に基づいて倍増って仰ってたんですか」
岸田総理
「倍増の期限を問われた際に“子どもが増えれば、それに応じて予算が増える面がある”という社会保障予算の特性を紹介した上で、“出生率のトレンドによっては倍増が実現するタイミングが変わりうる”。こうした発言であったと理解をしています」
岸田総理は「何を倍増させるのか」きょうも明らかせず、たびたび議論は紛糾しました。
混乱が広まる一方の「予算の倍増」。岸田総理が初めて言及したのは、おととしの総裁選の最中だったとされています。
子ども庁創設に向けた公開討論会(2021年9月)
「司会:子どもに関する予算、家族関係支出を倍増すべきである。マルかバツか。(全員マル)」
また、このおよそ半年前、木原氏は子ども予算の倍増を当時の菅総理に申し入れていました。
では、このときから「倍増」の根拠はなかったのでしょうか?
複数の政府関係者によりますと、当初は消費税を含めた増税も選択肢にあがっていたといいます。しかし…
閣僚経験者
「だって財源がないんだもん。やりようがないんだよな」
いわゆる“防衛増税”への反発や、各社世論調査で少子化対策のための増税に否定的な声が強いことから、具体的な議論ができなくなっているといいます。
政権幹部
「政府が期限を切って予算倍増と言ったことはない。大事なのは政策のパッケージだ」
官邸内からは「誤解を生まないようにしないと」と危惧する声があがっていますが、「倍増」という言葉で膨らんだイメージを修正するのは容易ではなさそうです。
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