震災と原発事故の影響で、存続が危ぶまれている福島県浪江町の伝統芸能「田植踊」について、継承を担う2つの団体の若者たちが交流し、それぞれの課題や魅力について意見を交わしました。
二本松市で開かれたシンポジウムに参加したのは、浪江町の請戸地区と南津島地区で「田植踊」を継承する2つの団体です。
シンポジウムでは、東北学院大学の学生が南津島の田植踊の伝承を担うプロジェクトが紹介されました。
地元出身でプロジェクトの代表を務める今野実永(みのぶ)さんは、「たくさんの仲間とともに継承できるのは、嬉しい限りです」と話しました。
また、会場では、それぞれの「田植踊」も披露され、新たな担い手たちが演じる伝統芸能に大きな拍手が送られていました。