ウクライナ侵攻から1年が経つなか、東部の要衝バフムトではロシア側が攻勢を強め、攻防が激化しているとみられます。

ロシア側がドネツク州の要衝バフムトの制圧を目指すなか、民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏は、26日までにバフムトの北およそ2キロに位置する集落など2か所を制圧したと主張しました。

一方、ウクライナ軍の参謀本部は26日、これらの集落周辺へのロシア軍の攻撃は「失敗した」としています。

また、イギリス国防省は26日、同じドネツク州の激戦地ブフレダルを9日に撮影した衛星写真を公開しました。

精鋭部隊とみられるロシア軍の装甲車10台が破壊されているのを確認したとし、「経験の浅い兵士を動員せざるを得なくなったため、能力が大幅に低下しているとみられる」との分析を明らかにしました。