ロシアによる侵攻開始から1年を迎えた24日、イギリスの覆面ストリートアーティスト「バンクシー」がウクライナの廃虚で描いた作品が切手になりました。

首都キーウの郵便局で、この日発売されたのは、バンクシーの壁画をモチーフにした切手です。ロシアによる侵攻開始から1年となったこの日、多くの市民が列を作り、買い求めました。

市民
「イギリスのアーティスト(バンクシー)が応援してくれると、世界がウクライナと共にいると感じられます」

図柄は、去年11月、キーウ周辺で見つかった複数のバンクシー作品のうちのひとつで、柔道着を着た少年が黒帯を締めた大男を投げ飛ばしています。

ロシアのプーチン大統領が柔道の愛好家であることから、手に取った人は「ロシアという大国を小さなウクライナが倒すかのよう。状況をよく表している」と話していました。