一年半以上も”塩漬け”「もうそろそろこの問題、決着つけないと」

――今回はこれが成立するかなという雰囲気ではありますね。岸田総理も(自民党の)役員会で成立させるようにとおっしゃったって話もありますけれども

稲田朋美 自民 元政調会長:
昨日(20日)の役員会でおっしゃったという報道を見たので、それはありがたいなと思います。

――G7各国は(性的少数者に関する法律が)あるわけですね。それなのに日本はない。これじゃ恥ずかしいというので、「慌てて何の議論もしないで拙速に通していいのか」っていう人もいますけれども

稲田朋美 自民 元政調会長:
日本は、その性的少数者に関する理解、寛容さっていうのは持っている国だとは思うのですよね。でも現実に命まで捨てる人がいたりとかですね、もうそういうことでいいのかと、先進国としてという私は思いがあります。

――「議論しろ」って言いますけれども、自民党の中は賛成派が結構多いんですか?

稲田朋美 自民 元政調会長:
当時も、実は賛成派とか、「良いんじゃない」っていう方はすごく多かったのですけれども、やっぱ保守派の一部強硬に反対される方もいて、そのことが非常に大きな議論になったと思います。

――この法案が通るとして、自民党は変わりますか?そういう人が意見を引っ込めるのかしら?

稲田朋美 自民 元政調会長:
それこそいろんな意見があるのが自民党で、たくさんのいろんな意見が出し合えるのも自民党なのですけど。もうそろそろこの問題、決着つけないと、1年半以上も塩漬けというか、議論すらできなかったわけですから。