岡山市北区の「岡山神社」で、市の重要文化財にも指定されている門の改修工事が始まり、費用を寄付した氏子ら向けに特別見学会が行われました。

岡山神社では「令和の大改修」と銘打ち、2年前から本殿や拝殿の改修工事を行ってきました。このうち、先月(1月)から工事が始まったのが通りに面する随神門(ずいじんもん)です。約280年前に3代目岡山藩主の池田継政(つぐまさ)が造営したもので、神域に邪悪なものが侵入するのを防ぐ役割があるとされています。

見学会では、工事の担当者が瓦や骨組みは出来るだけ残して改修することなどを説明し、訪れた人は熱心に聞いていました。

(岡山神社 久山信太郎宮司)「市街地になかなか古い建物っていうのはそう残っていないんですけども、完成した際には通りがかったり、御参拝の時に重要な随神門があるんだなと見ていただきたい」

岡山神社の随神門はことし10月頃に完成する予定です。