ウクライナの首都キーウから中継でお伝えします。
ウクライナはまもなく午前5時になろうとしているところです。私の後ろには大きな修道院があり、そしてその周りには広場があります。
本来ですと、この修道院も色鮮やかにライトアップされていますが、ウクライナ全土におよぶ電力の供給不足の影響で夜はこうして街から多くのライトが消され、暗闇に包まれています。
ちょうど1年前のきょう、そしてまさにこの時間帯、私はこの場所で、侵攻の始まりとなるロシア軍の攻撃を目の当たりにしました。何度も何度も暗闇に赤い光が浮かび、そして大きな爆発音が響き渡っていたのを思い出します。
思い起こせば当時は「3日以内にキーウは陥落する」という指摘がなされ、街から人が消えましたが、ウクライナはそれを耐え忍び、この1年間、取材に訪れるたびにここに戻って生活を取り戻そうとする人たちの姿が増えていくことに驚かされます。
多くの人は、「ここで自分が生活すること。それが唯一できる抵抗なんだ」と話しています。
一方で、この1年間の民間人の犠牲者は8006人。終わりの見えないこの侵攻が1日長引くごとに、その犠牲者の数も増えることになります。
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