「この人に聞く」です。
鹿児島県警のトップ・野川明輝本部長に県警の課題やかごしま国体・スポーツ大会の警備にかける思いなど聞きました。

(県警 野川明輝本部長)「鹿児島県民からすると『どうして野川という男が来たのだろう』と思っているかもしれないが、これまでの自分の経歴の集大成だと感じている」

去年10月に着任した鹿児島県警の野川明輝本部長(51)です。
愛知県出身で、東京大学卒業後に警察庁に入り、京都府警の警務部長や警察庁の警護室長などを歴任。
2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックでは、大会組織委員会に出向して警備計画を立案するなど、警護・警備畑を長年歩んできました。

忘れられないと振り返るのが、14年前、外務省に出向して在ホノルル日本国総領事館で勤務した経験です。

(県警 野川明輝本部長)「当時、天皇皇后両陛下がハワイにご訪問され、私がハワイの受け入れ側の警備責任者として現地シークレットサービスの治安機関と連携して、天皇陛下の行幸啓に従事したことがある。その時の経験をもし鹿児島で生かせるものであれば生かしたい」

そんな野川本部長が2022年10月の就任会見で力を込めたのが、未解決事件解決です。
鹿屋市で2022年4月、86歳の女性が殺害・遺棄される事件が発生。県内で捜査本部が設置された未解決事件はあわせて3件になりました。

(冨山記者)「未解決事件の捜査を本部長としての立場でどのように指揮していこうと考えているか?」