中国・湖南省で2019年に国家安全当局に拘束された日本人男性が今月上旬、裁判所から懲役12年の実刑判決を言い渡されていたことが分かりました。

関係者によりますと、50代の日本人男性は2019年7月に湖南省・長沙で国家安全当局に拘束され、その後、検察当局から起訴されましたが、今月8日、長沙の裁判所は「スパイ行為」をしたとして、懲役12年の実刑判決を言い渡したということです。どのような行為が違法だったのか詳細は明らかにされていません。

中国では2014年に反スパイ法が施行されて以降、16人の日本人が「スパイ行為」の疑いで拘束されていることが判明していて、少なくとも10人が実刑判決を受けていますが、いずれもどのような行為が罪に問われたかは明らかになっていません。