戸沼さん「お父さんの何億っていう精子が、お母さんの卵子のひとつに1個だけ出会って、それがこんなちっちゃい卵になったんだよ。それがこんなに大きくなったじゃん。それってすごくない?っていったら、『ほんとだ、僕ってすごい』って。息子の自己肯定感がすごく上がっているのが顔を見てわかった。性教育って『あなたが産まれたことは奇跡なんだよ』と伝えられる素晴らしいものなんだなって、胸がいっぱいになりましたね」


視覚から伝わるものが多い絵本だからこそ、こだわったのは「リアル」です。

おなかの中の赤ちゃんの大きさや向きは、
現役の助産師さんなどからもアドバイスをもらいました。

行間の幅も、文字の大きさも、読み聞かせる側を意識しています。


そして子育ての「リアル」も追求しました。ワンピース姿だったお母さんは、子どもが産まれると、動きやすいパンツルックにスニーカー姿へ。


おもちゃや洗濯物が雑然とするリビングなども描くことで、ママへのエールも込めました。


出来上がった絵本は1000冊。
クラウドファンディングで支援してくれた相手に送ったり、直接届けて感謝を伝えたり。