■「免疫が獲得できない」「将来重症化の懸念」



ーーマスクのおかげか、私の娘(3歳)も風邪をひきにくくなって、良かったのかなとも感じていたんですが、間違いでしょうか?

小さい頃に、鼻風邪など流行っている感染症にかかっておくということも大事なんです。一般的には大体10歳くらいまでに様々なウィルスに感染して、免疫を獲得したほうが良いとされています。小さい頃というのは感染しやすい状況で、軽症で済むことが非常に多いです。ですので、子どもの間に、感染をして、軽症で済ましておけば、大きくなったときや、再度感染したときに重症化しない免疫を獲得しておけます。子どもがいろんな免疫を獲得しておくということは将来のために大事だということです。

(4月28日放送・配信『SHARE』より)

▼日本小児科学会からの提言
(公益社団法人 日本小児科学会HP『乳幼児のマスク着用の考え方』より)


乳幼児は、自ら息苦しさや体調不良を訴えることが難しく、自分でマスクを外すことも困難です。また、正しくマスクを着用することが難しいため、感染の広がりを予防する効果はあまり期待できません。むしろ、次のようなマスクによる危険性が考えられます。

・呼吸が苦しくなり、窒息の危険がある。
・嘔吐した場合にも、窒息する可能性がある。
・熱がこもり、熱中症のリスクが高まる。
・顔色、呼吸の状態など体調異変の発見が遅れる。

特に、2歳未満の子どもではこのような危険性が高まると考えます。
子どもがマスクを着用する場合は、いかなる年齢であっても、保護者や周りの大人が注意することが必要です。感染の広がりの予防はマスク着用だけではありません。保護者とともに集団との3密(密閉、密集、密接)を避け、人との距離(ソーシャル・ディスタンス)を保つことも大切です。

ベビー用等小さいマスクの型紙紹介、販売等がなされていますが、乳幼児へのマスク着用にはマスクの大きさにかかわらず上記の危険性があります。十分に留意しましょう。