東京と神奈川の間を流れる多摩川を舞台に、捨てネコたちの日常を追ったドキュメンタリー映画が仙台で上映されています。製作したのは、仙台市出身の村上浩康監督。「命について考えてほしい」と作品への思いを語りました。
「満身創痍」多摩川の捨て猫たちの生きざま
今月17日から仙台市内で上映が始まった「たまねこ、たまびと」。捨て猫の保護活動を続ける写真家、小西修さんに密着しながら多摩川の日常を追ったドキュメンタリー映画です。

製作したのは、仙台市出身の村上浩康監督。2年以上に渡り自身のカメラで撮影し編集もこなしました。

多摩川には、人間が飼えなくなり捨てた猫が数百匹いるといいます。
村上浩康監督:「捨てられたネコたちの運命は人間のエゴイズムの象徴のように見えて、これを誰かが作品に記録しないといけないと思って小西さんに取材を申し込んだ。生まれつき障害があり歩けないネコも野外で暮らしている。

片耳も片目もないそういった満身創痍の障害のある猫たちが野外で人間の世話を受けながらも生きている姿を見ると、生命の強さとか生きようとする執念、命の尊さを感じずにはいられない」

ネコたちのが虐待される現実に胸を痛めています。