86歳…1人で「大松」を維持管理


町のシンボルともいえる松の木ですが、所有者の女性は、受け継ぐ大変さを口にします。

浪花幹子さん

「子子孫孫に残すことは大変なことですわ…維持するだけで大変です」

松の木の下で酒屋を営む浪花幹子さん(86)。

所有する浪花家にちなんで、この巨木は「浪花の大松(なにわのおおまつ)」と呼ばれています。


浪花幹子さん

「大松は、お宝。私にとっても命だと思っておりますけん」

浪花家の5代目で幹子さんの夫・克さんは、代々受け継がれる松の歴史を伝え続け、「松の滴」というオリジナルの酒も販売するなど、命とも言える松を見守り続けてきました。

しかし現在は、高齢となった幹子さん1人で松の維持管理を行っています。


浪花幹子さん

「今日は手入れが出来るかなと思っていても、風が吹いていたらちょっと無理だわー、と言ってみたり…」