台湾国防部は18日、中国軍の軍用機のべ15機が台湾海峡の「中間線」を越えて飛行したと発表しました。アメリカの国防総省高官が台湾を訪問したとの報道に反発する姿勢を見せた可能性があります。

台湾国防部は、18日午前6時までの24時間に中国軍の軍用機のべ24機や、艦船のべ4隻が台湾海峡周辺で活動したと発表しました。

このうち、戦闘機を含む軍用機のべ15機が台湾の防空識別圏に進入したほか、中国と台湾の事実上の停戦ラインである「中間線」を越えて飛行したということです。

中国軍は、去年8月に当時アメリカの下院議長だったペロシ氏が台湾を訪問して以降、中間線を越えることを常態化させています。

今回は通常より数が多く、イギリスの「フィナンシャル・タイムズ」が「アメリカ国防総省の高官が台湾を訪問した」と報じたことを受け、反発する姿勢を見せた可能性があります。