中国の外交トップ王毅政治局員はアメリカによる気球の撃墜について、「ヒステリックともいえるやり方は中国に対する偏見と無知が、でたらめなレベルになっていることを示している」と強く非難しました。

中国外務省によりますと、外交トップの王毅政治局員は17日、訪問先のドイツでパキスタンの外相と会談し、アメリカが中国の気球を撃墜したことに言及しました。

その中で王氏は気球は民間のものだとした上で、「アメリカは、不可抗力でアメリカ上空に入った気球に対し、武力を乱用して過剰反応した」などと主張。

「ヒステリックともいえるやり方は、中国に対する偏見と無知が、でたらめなレベルになっていることを示している」と強く非難しました。

そのうえで、王氏は「中国はアメリカが問題の解決に誠意を示し、これ以上、国内政治の都合で、でたらめなことをしないよう要求する」とアメリカをけん制しました。