
被災地での音楽会 表れる心の変化
去年12月に団体が大槌町で開いたクリスマス音楽会。町の人たち20人ほどが訪れました。
ピアノを弾く藤村かおるさんは公認心理士です。普段はデイサービス施設で音楽サロンを主宰しています。
この日のコンサートは音楽を通して参加者同士のコミュニケーションのきっかけを作ることを目的に開催されました。
(参加者)
「ほとんど知らない方が多いのね。それでもここに来れば楽しいじゃない。それが一番。家で一人でいるからこもっているよりいいかなって楽しみです」
藤村さんはこうした音楽サロンの活動を通して被災した人々の心の変化を肌で感じてきました。
(心の架け橋いわて 公認心理士 藤村かおるさん)
「号泣される方がいたり、涙流す方がいらっしゃったり、この10年必死で皆さんやってきてほっとしたところでというのか、気持ちの整理がついていなかったのを今整理付けようとしていらっしゃるのかなと感じる」