タイの「ドンキ」には「サツマイモ」特設コーナーが
そんなサツマイモは海外でどんな風に食べられているのでしょうか?香港に次ぐ輸出量2位のタイを取材しました。こちらは日本でもお馴染み「ドン・キホーテ」のアジア向け店舗の「ドンドンドンキ タイ1号店」。実はここで売られていたことで、人気に火が付いたそうです。
店内では、福島産のリンゴなど日本の農産物が数多く売られています。ほかに柿やメロンもありますが、中でも一番人気なのが「サツマイモ」。特設コーナーがあるのです。大量のサツマイモが並べられ、ポップも日本語で「べにはるか」と書かれています。ひとつ350円と、タイの人にとってはちょっと高いのですが、人気のようです。

「ドンドンドンキ」青果担当 TONさん
「多くの商品を取り扱う中で、売り上げナンバーワンはこの焼き芋です。1日1000~1500本くらい販売しています」
サツマイモ、タイで人気のワケは
焼き芋を買いに来た客
「(日本の芋が)大好きです。だって、タイのと違って、柔らかくて香りがいい。タイの芋は、味が薄く匂いがない。選ぶならやっぱり日本のよ」
「焼き芋を食べるとダイエットができるのと、コレステロールを下げてくれる」
実は、タイは超甘党の国。1日の砂糖摂取量は、WHOが推奨する基準の4倍以上です。そのため、3人に1人がメタボリックシンドロームに悩まされているといいます。そんなタイの街には、焼き芋を使ったスイーツの専門店が並ぶなど、日本のサツマイモが浸透しているようです。

おいしさや品質の良さだけでなく、健康にも良いと人気のメイド・イン・ジャパン。海外の健康志向の高まりとともに、今後さらに注目されそうです。
(まるっと!サタデー 2023年2月18日放送より)