新潟県内で17日に確認された新たな新型コロナウイルス感染者は343人で、そのうち102人が新潟市です。
年代別で最も多かったのは30代で58人。次いで10歳未満が55人、40代が42人、20代が40人などとなっています。

16日現在で入院している人は83人で、病床使用率11.8%。
重症者が1人、中等症者は13人でした。

政府は、新型コロナウイルスについての『感染症法』上の分類を、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に引き下げる方針です。

これを受けて新潟県は、『新型コロナウイルス感染症対策本部会議』を17日に開きました。
この中で、今後は新潟県内の全ての医療機関において、新型コロナウイルス感染者の入院や外来受診を断ることなく対応することや、これまで県が行ってきた入院調整を原則的に医療機関が行うことなど、医療提供に関する3項目の“方向性”が協議されました。

【新潟県 花角英世知事】
「不安とか心配とかいろいろあり得るからこそ、今から丁寧な意見交換や説明会制度があるうちにウォーミングアップを」

新潟県は今回示した新たな医療提供の体制について、20日にも県内全ての病院と意見交換会を実施して5月8日以降の運用を目指し、「着用は個人の判断に委ねる」と国が示したマスク着用についても県民に周知していきます。