バックカントリーに必要な備え
ガイドを務める渡邊さんはバックカントリーは、「雪山登山の一種」と指摘していました。
大前提として、雪崩や転落、滑落といった事故に遭わないために、事前の備えや知識、それに登山などの技術が必要だといいます。
必要な装備品は、30項目ほどにのぼります。その一部を見てみると、スキーやウェアといった装備はもちろんですが、バーナーや燃料、さらに食材といった調理道具も必要になります。

万が一、雪崩に巻き込まれてしまった時に備えて、遭難者の位置を探す雪崩ビーコンや、遭難者の位置の深さを把握するプローブ、さらには雪を掘るショベルの携帯も必要です。

こうしてみると、バックカントリーは通常のスキーやスノーボードを楽しむ感覚とは、だいぶかけ離れた印象です。
そして、山に入る前に登山届を提出することや、山岳保険に加入することも忘れてはいけません。
スキーの上級者だからといって、これらの備品を揃えればいうことではありません。いつどこで使うのか、どのように使うのか、正しい知識を持つことが重要だといいます。

今回取材した「はれがさやアクティビティーズ」では、2月23日に雪山登山に関する講習を行うということです。














