これから寒さが緩み、暖かくなってくると心配なのは、雪山での「なだれ」です。

全国では、雪山で行うバックカントリースキーでなだれによる死亡事故や遭難が相次いで発生しています。そうしたなか、福島市で救助訓練が行われました。

井上和樹アナウンサー「木や枝が生い茂った急斜面、まさにバックカントリーと似たような状況下で県警が救助訓練を行っています」

県警の隊員「なだれー!」

福島市のふくしまスカイパークで行われた訓練には、県警の機動隊などおよそ50人が参加しました。

訓練は地震が発生し、バックカントリースキーをしていたグループがなだれに巻き込まれたという想定で行われました。

「ピーピーピー」

隊員たちが手にしているのは、位置情報を発信するビーコンです。

県警の隊員「この辺りが0・5メートルなので、この辺りだと思います」

このビーコンを頼りに、雪に埋もれた遭難者を探します。

県警の隊員「要救助者発見。毛布のようなものが埋まっています。」

1月、長野県ではバックカントリースキーをしていた外国人男性2人が死亡する事故が起きるなど、全国では事故が相次いでいて、県警は注意を呼びかけています。

県警災害対策課・本望譲課長「各地で遭難事故が発生しているのは事実なので、危険性のあるバックカントリーのエリアには決して行かないように注意喚起をしていきたい」