今回は先週、総務省が発表した『家計調査』からこのテーマです。
「長崎市民は何にお金を使っているのか?
総務省の家計調査をもとにした去年1年間の『ギョーザ購入額』
宮崎市が一世帯あたり4,053円で2位の宇都宮市に290円の差を付け2年連続、日本一となったことが話題となりました。


連覇達成を記念してこの日、宮崎空港ではセレモニーが開かれ、日本一を祝う懸垂幕も設置されました。
【住吉 光キャスター】
空港に設置された“懸垂幕”を見ると『ギョーザ日本一』が野球の『WBC日本代表』を押しのけて“センター”を取っていますから、宮崎市の盛り上がりがよく分かりますね。
【平家 達史 NBC論説委員】
家計調査は毎年、総務省が実施しているんですが、その調査品目は餃子だけではなく、多岐にわたっているんです。
【住】餃子やラーメンは毎年ニュースになっている印象ですが、それ以外にも調査されているということですね。
長崎市で“支出額全国一”のものに市民も「納得」──
【平】この調査は“全国の都道府県庁所在地”と“政令指定都市”の52の市を対象に 毎年行われていて、調査品目は食べ物から物品、サービスなど、およそ『640品目』にのぼります。
【住】640品目ですか!
それだけあれば長崎市が購入額 “全国1位”のものもありそうですが、今回、長崎市が全国1位になったものはあるのでしょうか。
【平】もちろん、長崎市が全国1位のものもあります。
まずは上位のものから見ていきます。

去年、1世帯あたりの年間支出額が “全国1位”だったのは──
・魚肉練り製品
・キャベツ
・カステラ
・駐車場代(年・月極)など
“全国2位”は
・アジ
・タイ
・バス代
・医科診療代 などとなっています。
長崎の食生活や地理的な状況を考えるとさもありなんという感じです。
中でもカステラは年間購入額が5,364円となっていて、2位の鳥取が1,276円ですから、ダントツです。
【住】“アジ”も長崎は漁獲量が“全国1位”ですから、この順位もうなずけますね。
【平】アジに関して言うと、年間購入額では全国2位なんですが、実はこの調査では都市別の“平均価格”も分かるようになっていて、アジの平均価格で見ると、長崎は全国で44位なんです。
つまり、長崎の人は『アジを他都市と比べて安く買うことができ、そしてたくさん食べている』ということが分かります。
本当に長崎のアジは美味しいですから、美味しいものが安く食べられるというのは幸せなことだと思います。