福島県の浜通り北部に位置する相馬市。
その住宅街に、ひときわオシャレな建物を発見!

建物の壁には“LVMH”の文字が。
ルイ・ヴィトンやディオールなど、数々の高級ブランドを傘下に収める世界的企業じゃないですか?

人口3万3000人あまりと決して大都市とは言えない相馬市に、なぜフランスを拠点とするLVMHグループの建物があるのでしょうか?

--番組スタッフ「ここはブランド品を扱っているお店ですか?」
--施設スタッフ 宍戸基恵子さん「この施設は相馬の子どもたちのために、LVMHグループから贈られたものなんです」

実はここ「LVMH子どもアート・メゾン」は、LVMHグループが相馬市の子どもたちへプレゼントした施設。

約2000冊の絵本がある図書スペースやキッチン付きの多目的スペースなどがあり、子どもたちをはじめ地域の人たちの交流の場になっています。

建物は高級ブランドを傘下に収めるLVMHグループならではの美しい作り!

設計を担当したのは、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞受賞者の坂茂さん。

坂茂さんの建築の特徴である、紙製の管「紙管(しかん)」で作られた柱や家具が室内に並びます。シンプルだけどかっこいい!

去年のハロウィーンパーティーでは、LVMHグループのメーキャップ専門ブランドのスタッフが、子どもたちに「カボチャ」や「コウモリ」のメイクをプレゼント!

ママたちにはジバンシィのスタッフがハンドマッサージをプレゼントしたんですって。

でもなぜ、LVMHグループは相馬市に子どものための施設を作ったのでしょうか?