コロナ禍で新たなビジネスに取り組む中小企業などを支援する補助金を不正に受給したとして、愛媛県商工会連合会は、建築内装資材の卸・製造などを手がける松山市の「大一合板商事」に100万円の返還を命じました。

愛媛県商工会連合会と愛媛県によりますと、大一合板商事は昨年度、自社の建物をリモートワーク施設に改修するとウソの申請を行い、コロナ禍で新ビジネスに取り組む事業者を支援する補助金100万円を受け取ったということです。

その後、県商工会連合会が実施状況を確認したところ、改修工事を行っていなかったことが判明し、2月14日付けで100万円の返還などを命じたということです。

大一合板商事は不正受給を認め、2月14日、全額を返還したということです。

この補助金は、国の新型コロナ対応の交付金を活用した愛媛県の事業で、県商工会連合会は「不正受給があったことは残念。今後、別の補助事業を行う際などには不正がないよう呼びかけを強化したい」と話しています。