商品はほとんどが岩手県産の材料を使用し、岩手県内の職人の手によって作られています。
 例えば「まんまボウル」。滝沢市の磁器職人の手作りで、ネコがごはんを舌で押しながら食べる習性に合わせて開発されました。一般的な食器はごはんが端に広がり、散らばって食べづらいですが、「まんまボウル」は食器の内側の傾斜を工夫し、ごはんが真ん中に集まるような設計になっています。


 また久慈市の縫製職人が手がけている手術の跡やけがの傷口を保護する「フェザーカラー」は、患部への衝撃を抑えるため軽くて柔らかい素材で作られています。狭いところや暗いところが好きなネコにも安心です。


 猫社員たちの厳しいチェックをクリアした本当にネコが使いやすい商品。太野社長は1月、主にアメリカの市場をターゲットとして海外向けの販売サイトをオープンしました。


(太野由佳子 社長)
「なかなか海外にはネコの困りごとを解決するような商品がない。(海外に)商品を紹介していきたいと思いオープンした。岩手には腕の良い職人や良い材料があるけど知ってもらう機会が限られている。ネコの製品を通して岩手の良さを発信していきたい」

 世界中のネコの困りごとを解決するため、そして岩手の魅力が詰まった商品を発信するため、猫社員の奮闘は続きます。