長野県諏訪市の小学6年生が卒業記念に映画製作に取り組み、試写会が開かれました。
その試写会に、何と!世界的なあの映画監督が登場し子どもたちにエールを送りました。

岡谷市の映画館にやってきたのは映画「万引き家族」などで知られる是枝裕和(これえだ・ひろかず)監督です。

世界で活躍する是枝監督を招いて上映されたのが…。
小学生が作ったオリジナルの映画です。

諏訪市の城南小学校6年1部の児童28人が卒業の記念に映画製作に挑戦。
「ホラー」「ファンタジー」「アクション」の3つの映画が完成しました。

脚本から編集までをすべて子どもたちが手がけた作品は、校舎や近くの神社などで撮影を行いました。

6月2日公開の映画「怪物」の撮影が諏訪市で行われたことが縁で、是枝監督が授業で自ら講師を務めるなど映画作りをバックアップしてきました。

3本の力作を見終えた是枝監督は早速子どもたちに改良点などのアドバイスを送りました。

「カットとカットの間で暗くなって明るくなる、それが多い」

次々と是枝監督にアドバイスを求める子どもたち!

「(是枝監督は)フレンドリーな方、話しやすいでも緊張しちゃう」

(是枝監督)「公教育の中で映画を見たり作ったりすることが定着していない、諸外国に比べ、これをきっかけに映画とか映画館に足を運んでもらえればありがたい」


子どもたちは是枝監督の助言を参考に3月4日に小学校で行う上映会に向けて編集の手直しを行うということです。