岡山でも、海外との交流が徐々に再開されています。今回、修学旅行で美作市を訪れたのは台湾の学生たち。同世代の高校生と、日台の親交を温めました。
美作市の林野高校を訪れたのは、台南市にある長栄高級中学校の国際学部生15名です。

(長栄高級中学校 黄彩綾さん)「今回このような交流の機会をいただいて、とても嬉しいです」
林野高校は、台湾の学校関係者と以前から交流があり、生徒らは5日からの日本滞在に合わせ美作市を訪れました。
台湾の生徒たちは日本への関心が高く、交流会では許少齊くんが勉強中だという三味線を披露。日本人顔負けの演奏に、林野高校の生徒を驚かせます。
(長栄高級中学校 許少齊くん)「日本の伝統音楽に興味がある、日本の大学で和楽器を勉強したい」
台湾の生徒たちが、楽しみにしていたという日本文化の体験イベントも行われました。三味線を披露した許少齊くんは、ずっとあこがれだったという琴を教わり大興奮です。
(許少齊くん)「とても幸せです」
(林野高校の生徒)「滅茶苦茶上手です、才能あると思います」
また、剣道を体験したのは、日本のアニメが好きで日本語を勉強している生徒です。
(長栄高級中学校 許庭瑋さん)「剣道は憧れていたんですよ、日本のアニメに出てきてすごくかっこいい」
貴重な経験となったのはもちろん台湾の生徒だけではありません。

(林野高校 野亀莉愛さん)「笑顔で話したら、ちゃんとしていない英語でも通じて嬉しかった」

(林野高校 青木結斗くん)「今回は話しただけなので、食べ物とか文化とか実際に見られたらいいと思います」
すっかり意気投合した日台の生徒たち。交流会の最後には互いの連絡先を交換する姿も見られました。
(長栄高級中学校 許少齊くん)「とても楽しくて興奮しました、いろんな経験ができて来てよかったです」
(長栄高級中学校 許庭瑋さん)「すごく楽しかった、交流の機会があったことにすごく感謝しています」

台湾の生徒は翌日、岡山大学で講義をうけて岡山後楽園も見学しました。貴重な体験をお土産に台湾へと帰国したということです。