環境に優しい農法で育てた米と米粉で作ったお菓子を、高知県四万十市の小学生が量販店で販売しました。
量販店で販売体験をしたのは、具同小学校の5年生、およそ60人です。具同小学校は、四万十川を100年後も清流として残そうという取り組みに賛同。子どもたちが、一部の生産者が行っている、「濁った水を流さずに、農薬の種類や使用量を制限する」という農法で米を育てました。販売したのは、子どもたちが収穫した米や米粉で作った“かりんとう”。米は、白米と玄米が、“かりんとう”はプレーンをはじめ5つの味を用意しました。
「甘いものが好きでしたら黒糖が人気ですし、さっぱり系が好きでしたら四万十市で採れた青ノリがお勧めですし、ピリ辛のものが好きでしたらだししょう油が人気です」
訪れた買い物客は、次々と商品を買い求め午前中は、用意した白米が開始から15分ほどで売り切れました。
(買い物客)
「朝早くから起きて来ました。頑張って欲しいと思います。こういう機会があると子ども達にとってはいい成長の過程だと思います」
(児童)
「いろんな人が笑顔で買ってくれるのでうれしいです」
販売は午後も行われました。売上金をどう活用するかは、5年生が話し合って決めるということです。