■練習試合 ロッテ-台湾・楽天モンキーズ(12日、沖縄・石垣市)
春季キャンプ中のロッテが前日に続き、台湾プロ野球の「楽天モンキーズ」との練習試合を開催。会場には楽天モンキーズのチアリーダー「Rakuten Girls」も来日し、チームの応援にかけつけた。
その「Rakuten Girls」の一員として日本でも人気の高いリン・シャン(25)がインタビューに応じ、チアリーダーをはじめたきっかけやWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)への自身の思いを語ってくれた。
モデル兼タレントとしても活躍し、自身のSNSのフォロワーが140万人を超える人気を誇るリンは、「今回日本に来て応援できることをとてもうれしく思います。これまでコロナがありましたので、なかなか日本に来るチャンスがなかったんですけれども、日本の皆さんと応援できるっていうのを本当にうれしく思っています」と笑顔で語った。
チアリーダーをはじめたきっかけについて「(チアリーダーの)雰囲気がそもそも好きで、ちょうどそのタイミングで楽天ガールズの応募があったので、申し込みました」と明かした。
弾ける笑顔で応援する姿に日本でも大人気のリン。「台湾では選手たちみんな自分の応援曲があります」と説明すると突如その場でダンスを披露し「いまは(背番号)35番の成晋選手の応援曲でダンスをしました」とおどけてみせた。
その成晋外野手(24)はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での台湾代表にも選ばれている。3月の本番では台湾リーグのチアリーダーたちが集まり、WBC期間中は台湾代表を応援するという。
地元台湾開催の1次ラウンド「とても楽しみ」
WBCの1次ラウンドはプールAからDの4つのプールに分かれ、台湾代表は地元開催の台湾プールでオランダ、キューバ、イタリア、パナマと争う。準々決勝に進めば侍ジャパンと対戦する可能性もある。
17年の前回大会は韓国での1次ラウンドで未勝利に終わり、涙を呑んだ。13年大会の1次ラウンドは台湾で行われ、この時は2勝1敗で初の2次ラウンド進出を決めた。今大会も地元開催のアドバンテージを生かし、東京ドームで開催される準々決勝進出を狙う。
リン・シャンは地元での1次ラウンド開催に「いろんな国のファンの人たちが来るのをとても楽しみにしています」と期待を込めた。台湾代表の勝利については「自信満々!」と力強く答え、「すでに東京行きの航空券はもう買ってます(笑)」と早くも1次ラウンド突破を見据えている。
台湾プールは3月8日から台中インターコンチネンタル野球場で開催される。残り1か月を切った開幕に向けて「いい成績を残せるように頑張ります。台湾ナンバーワン!」と代表チームにエールを送った。