カザフスタンで10日に開幕したアジア室内陸上大会で七種競技の日本記録保持者・山﨑有紀(27・スズキ)が室内五種競技で16年ぶりに日本記録更新し、銅メダルを獲得した。

60mハードル、走高跳、砲丸投、走幅跳、800mからなる五種競技。オリンピック種目である七種競技の日本記録を持つ山﨑は最初の60mハードルで8秒67で全体の2位(980点)で幸先のいいスタートを切った。走高跳は1m63cmで全体の7位(771点)と沈んだが、得意の砲丸投では全体の2位(698点)となる12m56cmをマークし、ポイントを重ねる。
走幅跳は5m78cmで5位(783点)、最終種目の800mを2分18秒32で2位(846点)とし合計4078点で2007年に中田有紀が記録した4073点を5点更新。16年ぶりとなる日本記録で銅メダルを獲得した。

山﨑はレース後、自身のSNSで「なんとか、、、笑 日本新でした。この時期の試合難しかったし取りこぼし課題たくさん、、ですが良い経験になりましたもっと強くなります」と日本記録更新を報告した。

また、女子3000m決勝では名城大4年・山本有真が初の日本代表で9分09秒29をマークし銅メダルを獲得。廣中璃梨佳(22・日本郵政グループ)は9分10秒77で4位だった。


(写真は昨年の日本選手権の山﨑選手)