尾身会長「国や専門家がいちいち、箸の上げ下げまで全部指示することは…」
マスク着用の緩和は教育現場でも…。
10日、埼玉県の小学校を訪れた岸田総理、卒業式についてこう言及しました。

岸田総理
「ことし卒業式をむかえる子どもさんたちは、この3年間ずっとマスクをつけて過ごしてこられましたが、ぜひ卒業式においては、お互いの笑顔を見ながら参加してほしいと」
卒業式でのマスクについて、児童や生徒、教職員は「着用せず出席するのが基本」とする一方、保護者らには着用を求めます。また、国歌斉唱や合唱の際はマスクの着用が基本との考えも示しました。
中学の卒業式を控えた生徒は…。
中学3年生女子
「卒業式は結構“密”になるから自分は(マスク)していた方が良いんじゃないかなと思う」
中学3年生男子
「今まで育ててくれた親に顔をしっかり見せて卒業証書を受け取ったりしたいので、マスクは外して出たいです」
政府分科会の尾身会長は10日夜、マスク着用について、人々の判断に任せることが重要と説明しました。
政府分科会 尾身茂会長
「国や専門家がいちいちの場面を、比喩的に言えば、箸の上げ下げまで全部指示することはこの時代にふさわしくない。むしろこれまでの経験で、それぞれの市民が工夫してやって、国や専門家は(市民が)判断の参考にするようなデータを示していく必要がある」















