2010年から東京を拠点に活動してきた人気よさこいチーム「天空しなと屋しん」が、先週、東京で開かれた感謝祭をもって解散しました。会場には全国から大勢のファンが訪れ、人気チームの解散を惜しみました。

天空しなと屋しんは2010年に東京原宿を拠点に誕生し、よさこい祭りを中心に全国で活動してきました。色鮮やかな衣装やエネルギッシュな踊りなどが評価され、全国で大勢のファンを獲得。東京で開かれている「原宿表参道元氣祭スーパーよさこい」では、高知県のチーム以外で唯一、大賞を受賞しています。去年はよさこい祭りの特別演舞に参加するなどしましたが、13年目の今年、「しんでやれることは全てやった」として解散を決めました。先週、東京で開かれた感謝祭には全国から延べ2400人のファンが詰めかけ、チームの解散を惜しみました。

感謝祭では、2010年のチーム発足時の演目から最新の演目まで、当時の衣装そのままで披露されたほか、歴代のインストラクターもステージに上がるなどして、ファンを盛り上げました。

(天空しなと屋しん 井上昇 代表)
「全力疾走で100メートル走を走り続けるくらいの『いつ死んでもいい』それくらいの覚悟でみんなが走り続けたからこそ今のこの形ができたんだと思いますし、それが楽しかった人たちがこのチームを作ってくれたんだなと実感しています。高知が好きなのは、お客さんとの距離感、やっぱりあったかい。そのあったかさは失わないまま、全国のよさこい祭りが“祭り”という原点に戻りながら発展していったらいい」
「高知のみなさん、応援たくさんいただきありがとうございました。1回、しんというチームは終わるんですけど、きっとまたこのチームから、もしくはそうじゃないところから新しい芽がいっぱい生まれてきて高知に行くと思います。そのときはどうか、あったかく迎えてやってください。よろしくお願いします」