愛媛県松山市は、今年4月1日から水道料金を平均で13.89%引き上げる条例案を、来週始まる議会に提出することを明らかにしました。

松山市・野志克仁市長
「料金収入の減少が見込まれる、一方で水道施設の耐震化はしなければなりません。老朽化対策には多額な資金が必要になり、厳しい経営状況となっております」

松山市の野志市長は、人口減少などによって料金収入が減る一方で、老朽化している水道施設の更新などの経費が必要だとして、水道料金を引き上げる条例案を3月議会に提出することを明らかにしました。

引き上げ率は平均13.89%で、1か月におよそ20トンの水道を利用する平均的な家庭で現在より375円増え、3170円になるということです。

水道料金をめぐっては松山市が去年、市議会に引き上げの条例案を提出していましたが「周知が不十分」だとして継続審査になり、その後、廃案となっていました。

今回可決された場合、水道料金の引き上げは22年ぶりとなります。