長野県内は10日夜遅くにかけて大雪となる見込みで、気象台は中部全域と大北・上伊那・木曽の各地域に大雪警報を出して警戒を呼びかけています。

日本の南岸を進む低気圧の影響で、県内も10日朝から広い範囲で雪が降っていて、飯田市でも午前11時までに7センチの雪が積もりました。

午前11時までに新たに降った雪の量は飯田で11センチ、木曽の開田高原で7センチ、諏訪と松本で4センチなどとなっています。

雪は南部の一部を除き、10日夜遅くまで降り続くと見られ、気象台は、中部全域と大北・上伊那・木曽の各地域に大雪警報を出して、警戒を呼びかけています。

11日午前6時までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで大北地域の平地と木曽・乗鞍上高地(のりくら・かみこうち)地域で40センチ、松本地域などで30センチ、長野や佐久・諏訪・上伊那などで25センチと予想されています。

この大雪のため、中央道の諏訪インターと中津川インターの間、また長野道の岡谷ジャンクションから松本インターの間が、それぞれ午前10時から上下線とも通行止めとなりました。

また、国道19号の塩尻市広丘高出(ひろおかたかいで)から岐阜県中津川市までの間、国道20号の塩尻高出から茅野市茅野の間が通行止めになっています。

鉄道では、JR中央西線で特急しなのが、長野、名古屋それぞれの駅を正午に出発する列車から上下あわせて16本が終日運休となります。

また、普通列車も塩尻と中津川の間が昼頃から終日運休となります。

飯田線は、飯田と辰野の間で、昼頃から終日運休を予定しています。

一方、松本空港発着の空の便では、松本~福岡、新千歳~松本、神戸~松本間のあわせて6つの便の欠航がこれまでに決まっています。