日本で広がる支援の輪 必要なのは食糧、毛布、除菌剤、仮設住宅

宮城・七ヶ浜町の役場では、7日に募金箱が設置されました。

12年前の東日本大震災で、七ヶ浜町はトルコから救助隊 約30人の派遣を受けました。

募金に訪れた人
「うちの友人も全部流されたんですけど、その際にも大変お世話になった」
「とにかくテレビ見ていて涙がにじんでくるだけですね。早く立ち直っていただきたいです」

東京・渋谷区の東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センターでも…

喜入友浩キャスター
「トルコの礼拝堂があり、文化に触れることができる施設は、誰でも入ることができます。2月6日の地震発生を受け、7日に募金箱が設置されました」

この施設には9日も、多くの人が募金に訪れました。

募金に訪れた人
「日本でも地震がすごく多いので、他人事じゃない。自分にできることは募金くらいかなって思って」

募金に来た、3年ほどトルコに住んだことがあるという夫婦は…

「みなさんトルコの地元の方はすごく優しい方ばかりで、何かできたらと思い、夫婦で来ました」

都内にあるインターナショナルスクールの生徒たちも、募金箱を渡しに訪れました。みんなでお小遣いを集めたそうです。

生徒
「私たちトルコに行けないので、これが精一杯なので、だからこれで助けられたら嬉しいと思っています」

施設には地震発生の直後から、たくさんの支援の申し出があったといいます。

ーーいまトルコにどんな支援が必要ですか。

施設の代表
「被災者の多くが住居を失いました。直近の問題として食糧や毛布、除菌剤、そして仮設住宅やテントの設置が必要です。海外からは、募金を送っていただくことが助けになります」