インフルエンザの流行が続いています。名古屋市の小児科は、どのような状況なのか取材しました。

(みわた小児科 三輪田博介院長)
「検査の結果、コロナは陰性でA型のインフルエンザです」

名古屋市西区の「みわた小児科」。きょう(9日)午前8時半に診察を開始し、約1時間半が経過したところで…。

(みわた小児科 三輪田博介院長)
「今の時点で7人検査して、4人インフルエンザ」

この病院では、1月末ごろからインフルエンザの感染者数が急増。今では新型コロナの感染者数を上回っているといいます。

おととし、去年と比較して、院長は。

(みわた小児科 三輪田博介院長)
「(去年・おととしは)ほとんどインフルエンザはなく、ほぼゼロに近いくらいだったのが、インフルエンザが現在の主流になっている」

愛知県では1月初め、3シーズンぶりにインフルエンザが流行入りしました。そして、1月19日には県が指定した医療機関、定点あたりの感染者が1週間に平均10人を超えたとして「インフルエンザ注意報」が出されました。

また、名古屋市内16区で見ると、西区は定点での患者報告数が現在32.5人で唯一「警報レベル」に。また、16区平均で見ると「注意報レベル」に達していることが8日に発表されました。

三輪田院長は新型コロナの感染状況に落ち着きが見られる一方で、インフルエンザの流行の波を感じると話します。
(みわた小児科 三輪田博介院長)
「(コロナの)感染対策は子どもたちも先生も、しっかりできていると思う。(同じ対策を)徹底してやっていけばいい」

「コロナ禍」前のインフルエンザ流行時と比較すると、今回の流行の勢いは緩やかとのこと。理由は、これまでの感染対策のおかげだといいます。マスク着用に手洗いやうがいなど、基本的な感染対策は引き続き重要です。さらに…。

(みわた小児科 三輪田博介院長)
「(コロナと違って)インフルエンザは治療薬がある。治療薬は投与するタイミングが大事で、初期であればあるほど良い。熱が出た場合は、かかりつけ医に相談して、指示に従って検査して薬を投与することが大事」