その影響は、大間町にも及んでいます。町はふるさと納税の返礼品に2人の会社のマグロの刺し身を利用していましたが、今回の事件を受けて、7日から受け付けを停止しています。

2021年度、大間町には2100件余りで約6200万円の寄付がありましたが、全体の9割以上の人が返礼品にマグロを選んでいて今回の事件は大きな打撃となります。

※大間町 野崎尚文町長
「一言でいえば、大間のブランドを崩してくれたなと。漁師が築いてきた大間のマグロはうまいという評価で、一番マグロを取っていますので、それを崩さないようにどうやっていくかが検討課題だと思っています」

警察は2人の身柄を検察庁に送り、動機や販売経路などの調べを進めています。また、漁獲枠を管理する青森県は漁業者への行政処分を検討するとともに、今後は、クロマグロの資源管理を達成するために漁業者への指導を強化しながら仲買業者へ協力を強く求めるととしています。