迅速な防災対応につなげようと、新燃岳と硫黄山の噴火を想定した訓練が宮崎県都城市で行われました。
この訓練は、国土交通省宮崎河川国道事務所が実施したもので、新型コロナの影響もあり、4年ぶりとなります。
8日は、宮崎地方気象台や霧島連山周辺の自治体など18の機関からおよそ50人が参加。新燃岳と硫黄山でほぼ同じ時刻に中規模な噴火が発生したとの想定で行われました。
訓練では、それぞれの機関が、噴火速報の発表や被害状況の把握など噴火直後から実施する対応を、時系列で説明しました。
それを踏まえ、参加者からは、登山客や観光客を避難誘導する際、具体的にどう情報を伝えるのか、また、防災ヘリが収集した情報を共有してほしい、など、意見が出されました。
(宮崎河川国道事務所 上野勇二副所長)
「きょう出た課題も含めて、それを解決していけるように話し合いや情報共有を進めていきたい」
宮崎河川国道事務所では、今後もこうした訓練を通して、緊急時の防災対応の確認や関係機関との連携強化を図りたいとしています。
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