会計を済ませた人が、陳列された何かを手に取り店を後に…。

(利用客)
「(Q:こちらは?)お土産」
「この中から何でも好きな物を頂ける」

お土産が止まらない…

実は、コーヒーを頼んだ人は、もれなく食パン2斤や生卵5個などが「お土産」として無料でもらえるのです。

(利用客)
「最高ですね」
「いろいろ選べて、どれにしようか悩むくらい種類があった」

さらに驚くのが「お土産」のラインナップ。日替わりで白菜やニンジンなど新鮮野菜から納豆、ヨーグルトまでバリエーション豊かにプレゼント。この大サービスを2年前からスタートさせた善山社長は…。

(匠珈琲 恵時尊 善山景洛・社長)
「(Q:なぜ始めた?)要望ですね。お客さまから『こういうのあるといいよね』とか『キャベツないの?』とか」

「喜んでもらいたい」という一心から、お客さんの声をそのまま反映したということですが…。

(匠珈琲 恵時尊 善山景洛・社長)
「だんだんとエスカレートしてきちゃって。お客さんから『こういうのないの?』と言われると頭にこびりついて…。『なんとかしなくては!』というので、こうなっちゃった」

今や「お土産サービス」の品揃えは数十種類。実は善山社長の本業は自動車販売。事業全体での「やりくり」で、このサービスを実現。

(匠珈琲 恵時尊 善山景洛・社長)
「今、卵はものすごく高いけど、やめるわけにはいかない。(岐阜市の喫茶代が)来年も1位になれるように引き締めていく」

善山社長は今後、さらにサービスを充実させたいと話しています。恐るべし「喫茶店王国・岐阜市」。