サメの水揚げ日本一を誇る宮城県気仙沼市では、高級食材「フカヒレ」の天日干し作業が最盛期を迎えています。
気仙沼市最知の水産加工会社では、気仙沼港に水揚げされたサメの尾びれを網の上に並べて天日干しする作業が行われています。
作業は旨みを凝縮させるため、冷たく乾いた風が吹き始める12月中旬から行われています。8日は従業員がおよそ▼2万枚の尾びれを一枚ずつ裏返していきました。
高級食材のフカヒレは新型コロナの影響で一時、需要が大きく減りましたが、最近はコロナ禍前の8割から9割まで回復しているということです。
中華高橋水産・戸羽悦郎さん「やっとまた、フカヒレをいつも通りに干せるという喜びに満ちてやっています。黄金色が出るので、客には味と見た目を楽しんでほしい」
フカヒレの天日干しは4月下旬まで続きます。
この水産加工会社ではおよそ▼4万枚のフカヒレを生産して、首都圏のホテルや中華料理店に出荷するということです。