真珠養殖の盛んな愛媛県の宇和海沿岸では、アコヤガイから真珠を取り出す浜揚げの作業が、盛んに行われています。

およそ80軒の養殖業者が真珠を生産している宇和島市津島町では、浜揚げが盛んに行われていて、アコヤガイの身をミキサーにかけて真珠を取り出す作業が進められています。
アコヤガイの稚貝が大量死した影響で、去年の県産真珠の生産量は4.3トンと、統計が残る1964年以降で最低となっています。

真珠の販売会社によりますと、生産量が減少する一方で、円安の影響もあり中国など海外での需要が高いことから、真珠の価格は高騰しているということです。
この会社では、在庫を確保するために、例年よりも仕入れする時期を前倒しして対応しています。

宇和海での浜揚げ作業は、今月中旬まで続きます。