裁縫などで使われた針に感謝の思いを込めて供養する「針供養」が、岡山市中区の寺で行われました。
女性の守り神として信仰を集め、針仕事にもご利益があるとされる淡島大明神を祀る、徳与寺の針供養です。
事八日(ことようか)のきょう(8日)にあわせて毎年行われているもので、訪れた服飾関係者らは、厚い生地などを縫い続けた針がやわらかい場所で休めるよう、こんにゃくや豆腐に刺して、感謝の気持ちや技能の向上を願いました。
(針供養に訪れた人)「ありがとうと、今までご苦労様と思って針を刺しました」「和裁をしている人の精進を願って、きょうお参りさせてもらいました」
徳与寺では、きょう一日で数百本の針が供養され、その後針塚に納められるということです。