夏は暑くて冬は寒く、ほぼ1年中冷暖房を…

なぜ、富山の電気代の支出額が高いのか、専門家は…。

北陸経済研究所 藤沢和弘さん:
「富山県は夏は暑くて冬が寒いですから、ほぼ1年中冷暖房を使います。富山の場合は家が広いでしょ。1人当たりの床面積と世帯あたりのお家の広さは、多分日本で1番2番のところなので、なおかつ世帯あたりの人数も多いですよ。大きな広い家にあちこちに人がいる状態になっちゃうから、冷房にしても暖房にしてもお金がかかっちゃう」

総務省の別の調査では富山県は、1住宅あたりの延べ面積が145.17平方メートルと全国トップ。

住宅1人あたりの居住室が17.45畳と全国2番目に広いといったデータが出ています。

また、藤沢さんは、県内で進んでいる「オール電化」が電気代の支出額に大きく関わっているといいます。

北陸経済研究所 藤沢和弘さん:「北陸電力の施策で結構オール電化が入っていますので、夜間の安い暖房が使えるというのもあったと思いますけど。電気料金もあがってきましたので、そういった点では、オール電化したところでも冷暖房を使うと料金は上がっちゃうとうのはある」

4月からはさらなる値上げが予定されている電気料金。電気料金をいかに抑えるか思い悩む日々は、今後も続きそうです。