腐敗ガスで破裂の危険性が

日本鯨類研究所 茂越敏弘さん:「死後変化で腐敗ガスが体内に溜まり内圧が上がってそれを破裂させてしまうことにもつながる。むやみに触らない、近よらないという十分な配慮があってのものだと思う」

茂越さんによると、死骸に近寄った時に腐敗ガスによる破裂に巻き込まれたり、また、むやみに触ってしまうことで破裂を引き起こす危険性があり、気を付けてほしいとしています。

石巻市の北上川河口に漂着したのは、オスのマッコウクジラと見られています。マッコウクジラは、大型鯨類の一種で、体長は大きいもので15メートル、体重は30トンにもなるといわれています。これだけの巨体なので、埋却するには相当の労力がかかりそうです。

そして、7日、膨張による破裂を防ぐため事前に体内の腐敗ガスが抜かれました。