青森県の三村申吾知事の任期満了に伴い6月4日に投開票が行われる県知事選を巡り、4日、下北郡の4町村長がむつ市内での共同会見に臨み知事選への立候補を表明しているむつ市長の宮下宗一郎氏への支援を表明しました。

むつ市内で共同会見に臨んだのは、風間浦村の冨岡宏村長、大間町の野崎尚文町長、東通村の畑中稔朗村長、佐井村の太田直樹村長の下北郡の4町村長です。会見では県知事選への立候補を表明している、むつ市長の宮下氏への支援について4町村を代表して下北郡町村会長の風間浦村・冨岡村長が理由を説明しました。

※風間浦村・冨岡宏村長

「(宮下氏は)今までも下北のリーダー。異次元の発信力、異次元の想像力、そしてスピード感、実績。それを青森県全体に広げていこう、そして青森県をより良いものにしようと、我々首長はそのような判断をした。」

2月に宮下氏から正式な支援の要請を受けたといい、下北郡町村会という組織ではなくあくまで個々の立場で支援をしていくとしています。会見では各町村長が宮下氏への期待を述べました。

※大間町・野崎尚文町長「町長になってからの2年間、宮下市長と行動をともにしてきて勉強になった。理想の市長だなと思っている。知事選に立つということで心強い思い。(政策の)スピード感がある。行動も早く、実施していくと私には映った。」

※東通村・畑中稔朗村長「発信力・行動力が前面に出ているが、推進力、物を推し進める力が長けている。三村知事が5期20年間つくってきたものをいいところは踏襲しながら、改めるところは改め、未来の青森県に向かって果敢に挑戦してほしい」

※佐井村・太田直樹村長「世界や日本の流れを先取りした政策を切れ目なく実行されてこられた。抽象的な表現ではあるが、宮下市長であればこれまで以上に青森県の魅力を引き出し、日本だけではなく国際社会においても青森県を輝かせてくれるのではないかという期待感とワクワク感を持っている。政治は理想ではいかないところもあるかもしれないが、理想や「おもしろい」「わくわくする」。こういう気持ちが地域や人を動かす原動力だと思っている。そうしたものを宮下市長からは感じ、この人ならばと応援する決意を固めた。」

会見に同席したむつ市長の宮下氏


会見に同席した宮下氏は各町村長の言葉を受け、「応援を大きな力にしてこれから全県での活動をしていきたいと考えている」と支援への感謝と決意を述べました。なお宮下氏は市長職について立候補を表明した1月の会見で新年度予算を市議会で成立させて以降の3月上旬に辞職すると述べています。

知事選には青森市長の小野寺晃彦氏が立候補を表明しています。知事選は、5月18日に告示、6月4日に投開票が行われます。