去年8月4日、石川県加賀地方を襲った記録的豪雨から4日で半年です。
敷地の大部分が濁流にのみ込まれた小松市の温泉では4日から営業が再開し、訪れた客でにぎわいました。
石川県小松市中海町の赤穂谷温泉には、午前10時のオープンとともにたくさんの客が訪れ、太鼓の演奏で迎えられました。
赤穂谷温泉は去年8月の豪雨で敷地を流れる赤穂谷川が氾濫。それでも、毎日のようにボランティアによる支援が続き、日帰り温泉として半年ぶりに営業が再開されました。
赤穂谷温泉・田島康之社長「久しぶりに『いらっしゃいませ』と言えてほっとしたではないが心が温かくなってうれしかった。問題は解決していないが、温泉をオープンして、赤穂谷温泉が一歩ずつ進んでいるよというのを見せたかったという思いがある」
訪れた客からは「最高です。去年のゴールデンウィーク以降入っていないので」
「胸ぐらいまで水がついたという話も聞いた。皆さんのおかげでキレイになってうれしい」などと、待ちわびた再開に喜びの声が。
一方で、氾濫した川を管理する行政からの治水計画は示されておらず、同じ被害が二度と繰り返されないよう、一刻も早い対応が待たれます。