ワタナベさんとサカタさんは豆まき不要  鬼の神社かけ声は“悪魔外”

続いて「全国のワタナベさんとサカタさんは豆まき不要」です。
平安時代に鬼退治で活躍した渡辺綱(わたなべのつな)、坂田金時(さかたのきんとき)という2人がいたそうです。そのため鬼はワタナベ、サカタと聞いただけで怖がって逃げてしまうそうです。実際に渡部駿アナウンサーに聞いたところ「子どもの頃に親から『うちには鬼が来ないんだよ』と言われ、豆まきはやらなかった」と言っていました。地元で落花生をまく話はお店で見ただけだったということなんです。

ちなみになぜ豆をまくのかと言いますと“豆=魔を滅する”という当て字からきているそうです。

次は豆まきのときのかけ声といえば「鬼は外、福は内」ですが、そうではないところもあるんです。
例えば埼玉・嵐山町の鬼鎮神社。強さの象徴“勝利の神様”として鬼を祀っている神社です。拝殿の脇には大きな金棒があります。相当重いのですが、持って写真を撮ることができます。お守りも金棒がモチーフになっています。
こちらでの豆まきのかけ声は「福は内、鬼は内悪魔外」と言います。明治時代のころからだそうです。鬼子母神でも「福は内、鬼は内」というところが多いんです。

若新 慶応大学特任准教授:
地域によって若干の違いがある。日本人ってほとんど一緒だけどちょっと違うところが大好きですよね。方言とかも話のネタになりますよね。

ホランキャスター:
若新さんの地元では何か変わった風習はありますか?

若新 慶応大学特任准教授:
2月3日は父の誕生日というのを思い出してしまいました。でも季節を感じるイベントはいいですね。日本は四季ごとに色々なイベントがあって、テレワークをしている間、もっと季節を感じたいという声が強かったので、こういうイベントが戻ってくると嬉しいですね。