もうムズムズしている人もいるのではないでしょうか。2月に入り、花粉が気になる季節となりました。
今年の宮崎県内の花粉の飛散量は、去年の3倍以上と予想されていて、専門医は早めの受診を呼びかけています。
これは民間の気象情報会社、ウェザーニューズが予想した全国の花粉の飛散開始時期です。
宮崎では2月上旬から本格的に花粉が飛び始める予想となっています。

そして、こちらは花粉の飛散のピーク予想。
九州は2月下旬から3月中旬にスギ花粉がピークを迎え、その後4月中旬までがヒノキ花粉のピークとなっています。

また、気になるのが、花粉の飛散量。
ウェザーニューズは、今年の県内の飛散量を平年の1.5倍、去年の3倍以上と予想しています。

このため、専門家は…
(安達耳鼻咽喉科医院 安達裕一郎院長)
「今までなかった人が初めて発症する、そういう方も多分増えてくるのではないか」

安達医師は、花粉の量以外の「今年ならでは」の要因もあって、花粉症患者は増加するとみています。
(安達耳鼻咽喉科医院 安達裕一郎院長)
「コロナの予防(が緩くなって)ですね、皆さんマスクをあまりしなくなったりとか、外出をどんどんするようになって、必然的に花粉症の患者さんは増えてくると思います」
安達医師は、花粉症は症状がひどくなる前に病院を受診することが重要だと訴えます。
(安達耳鼻咽喉科医院 安達裕一郎院長)
「一度症状が強くなってしまうと、当然使用する薬剤も強めが必要になったりとか、中には眠気が来るような薬が必要になってしまう。花粉症の症状が出る人であれば、一日でも早く専門医・耳鼻科を受診されて早めに治療を開始した方がいい」

花粉症の人には辛いこの時期。早めの治療でなんとか乗り越えたいものです。
安達医師によりますと、最近では飲み薬や点鼻薬などのほかに、即効性のある注射もあるそうです。
また、アレルギー症状を抑える免疫療法もあるとのことで、早めに医師に相談してほしいと呼びかけています。