◆幼稚園「子供たちの表情を読み取りたい」

RKB堤千春「こちらの幼稚園では、マスクをしてもしなくてもいいという方針だそうで、教室の子供たちを見てみると、すでに半分くらいの子供たちがマスクを外しています」

福岡市博多区の幼稚園です。12月から、保護者の同意を得たうえで、行き帰りのバスの中はマスクを着けるものの、それ以外は家庭ごとに「着ける、着けない」を決めることにしています。園児1人1人の表情が見えることが重要だと考えたためです。
玉水幼稚園 沖加奈子副園長「子供たちの健康面、表情が見えないというところで子供たちの健康観察もしにくいんですよね。子供たちが笑ってるのか泣いてるのかという判断もしづらかったり、顔の表情をくみ取るときに、口の動きだったり、目だけじゃなく全体の表情で察していくので、あるないでは(コミュニケーションも)変わってくると思う」
◆幼稚園では感染対策重視のうえで「ノーマスク」
マスクを外すようになって「うれしい」と話す園児もいます。

Q.マスクしてるのとしてないのとどっちがいい?
「してない方(がいい)」
Q.どうして?
「暑いから」「暑いのと、あごが伸びるの」「苦しいの」

玉水幼稚園 谷口綾萌教諭「子供たち同士で話している時もお互い表情が見えているので、楽しそうに話している様子も見られます。給食でおかわりをするときも、前までは1回マスクをしておかわりをしに来ていたので、自由になった感じは子供たちの中でもあります」
一方、マスク以外の日常的な感染対策は、さらに徹底するようになりました。
玉水幼稚園 沖加奈子副園長「換気を良くすることや、手洗い・うがいをこまめにするとか、基本的生活習慣を必ず取り入れるのであればいいのではないかと思う」














