倉敷市出身のプロボクサー・ユーリ阿久井政悟選手が2月4日、東京で約1年ぶりの試合に臨みます。世界タイトルに挑戦するために、約3年間保持した日本チャンピオンの座を返上して臨む、大事な一戦です。

倉敷守安ジム所属の27歳、ユーリ阿久井政悟選手です。去年2月以来となる試合に向けて、この日(1月31日)も軽快な動きをリング上で見せていました。

(倉敷守安ジム ユーリ阿久井政悟 選手)「1年ぶりの試合なんで、ちょっとまあ緊張感があると言いつつも、いつもどおりやるだけなんで」

倉敷市出身の阿久井選手は、環太平洋大学在学中の2014年にプロデビューし、2019年に日本フライ級のチャンピオンとなりました。その後、3度の防衛を果たしましたが、1月4日に約3年間保持した王座を返上しました。世界のベルトに照準を合わせるための決断です。

(倉敷守安ジム ユーリ阿久井政悟 選手)「上に行くために返上は避けて通れないんで、ここをしっかり勝って次、世界に行けると言えるようにしたいです」

フライ級の阿久井選手は現在、WBA・1位を筆頭に、世界の主要4つの団体で上位にランクされています。4日に対戦するのは、WBCライトフライ級14位の外国人選手で、この試合の結果次第で世界タイトル挑戦へのチャンスが近づいてくるといいます。

(倉敷守安ジム 守安竜也 会長)「力を十分100%出してね、ぜひいい試合をして勝って帰りたいです」
(ユーリ阿久井政悟 選手)「次は東京ですけど、しっかり勝って『次は世界』って言えるように次のステージに進めるようにしたいですね」
ースポーツは岡山が来ているが

(ユーリ阿久井政悟 選手)「本当に、まあ周りの岡山の選手の活躍は励みになるので、自分もその勢いに乗っていきたいという気持ちです」

ボクシングの殿堂・後楽園ホールで世界に名乗りを上げられるか。ユーリ阿久井政悟選手の運命のゴングは2月4日です。